バス釣り用のライン(糸)は素材や太さが違うものがたくさん売られていて、初心者の方はどれを買っていいか迷ってしまうと思います。
バス釣りにおいて「ライン」は非常に重要で、使いやすさや釣果にも大きく影響してきます。
ですので今回は初心者の方にも扱いやすいおすすめなラインを選んでみました。
ラインの種類についての解説もしてあるので覚えて頂くと今後のライン選びにも役立てて頂けると思います。
Contents
バス釣り用のラインは3種類
出典:釣れても釣れなくても!
バス釣り用のラインは3種類あります。ナイロンライン、フロロカーボン、PEラインに分かれててそれぞれ特徴に違いがありますのでご紹介します。
ナイロンラインの特徴
出典:釣り具-TEN
- 価格・・・3種類の中では1番安い
- 柔軟性・・・やわらかくしなやか
- 吸水性・・・水を良く吸収するので劣化が早い
- 伸縮性・・・伸びやすい
- 強度・・・表面が柔らかくキズがつきやすい為、擦れて切れやすい
- 浮力・・・比重が軽い為、水に少し浮く
- 感度・・・柔らかく伸びやすい素材の為、手元に伝わる感度が低め
- リールの巻き癖・・・巻き癖が付きにくくトラブルは少なめ
- おすすめの太さ・・・スピニング 3~8ポンド、ベイト 12~14ポンド
【ナイロンラインの特性を活かした釣り方】
柔らかくてしなやかでクセが付きにくい為、とても扱いやすく一番トラブルが起こりにくいラインです。浮力があり水に浮きやすい為、ポッパーやペンシルなどのトップウォーター系のルアーを使う時に最適です。
フロロカーボンの特徴
- 価格・・・ナイロンラインより少し高め
- 柔軟性・・・硬い
- 吸水性・・・吸水性はほぼゼロなので、劣化しにくい
- 伸縮性・・・かなり伸びにくい
- 強度・・・表面が硬くキズつきにくいため根ズレに強い
- 浮力・・・比重が重い為、水に沈む
- 感度・・・硬く伸びにくいので感度が高い
- リールの巻き癖・・・クセが付きやすいのでライントラブルは多め
- おすすめの太さ・・・スピニング 5~7ポンド、ベイト 10~14ポンド
【フロロカーボンの特性を活かした釣り方】
比重が重く水によく沈む為、ワームや沈ませる系のルアーを使うのに最適です。ボトム付近を攻める際は、岩や障害物が多いため、ズレに強いフロロが有効です。
PEラインの特徴
- 価格・・・高い
- 柔軟性・・・しなやか、細くて軽いため飛距離抜群
- 吸水性・・・なしの為、水中での強力劣化の心配がない
- 伸縮性・・・極少
- 強度・・・直線的な強度は最強、極細繊維のため摩擦、根ズレには弱い
- 浮力・・・水に完全に浮く、軽いため風の影響を受けやすい
- 感度・・・非常に高い
- リールの巻き癖・・・ほぼなし
- おすすめの太さ・・・0.8~1.5号、最大でも2.0号
【PEラインの特性を活かした釣り方】
強度は最強のPEラインですが、先端にナイロンかフロロで「リーダー」と呼ばれるラインを繋がなくてはいけない。引きに対する強さには強いが、擦れなどの摩擦に対する強さは弱い。浮力がかなり高い為、トップウォーター、フロッグでの釣り、パワーフィネスと言った大きなやり取りの釣りに最適です。
結局、初心者はどのラインを買えばいいのでしょうか?
初心者の方がまず一番最初に巻くラインは「ナイロンライン」1択で間違いないでしょう。
何せトラブルが少なく扱いやすいのが最高です。
釣り場でのライントラブルは「その日の釣りの終了」になってしまう場合もあります。
釣り具メーカーシマノの「王様」こと村田基プロも「バス釣りにはナイロン!!」と推す程。
扱いに慣れてきたら「フロロカーボン」の方に巻き替えていくのがいいと思います。
おすすめナイロンライン
ダイワ ジャストロン
コスパで選ぶならコレ!
安くて糸巻き量が多いです。
痛んできたらすぐ交換できるのがありがたい。
サンライン マシンガンキャスト 150m
ナイロンの難点の一つである「耐久性」を高めて作られた一品。
フロロカーボン並みの耐久力があるので、商品名の通りガンガン打ち込んで行けます。
お値段は少々お高め。
サンヨーナイロン GT-R ULTRA
フロロカーボンの耐久性を超える程の一品。
釣り具メーカーのシマノの「王様」こと村田基プロも認める最強のナイロンラインです。
使いやすさは申し分ないです。お値段も最強です笑
おすすめフロロカーボン
クレハ シーガー フロロマイスター
コスパで言ったらこれがいいでしょう。糸巻き量が多い割りに低価格なので劣化したらドンドン交換していけます。
クレハ シーガーR18フロロリミテッド
フロロカーボンといったらコレ!と言われるくらいメジャーな商品。
フロロで迷ったらとりあえずコレを買っておけば間違いないです。
ジャッカル レッドスプール
釣り具メーカー「JACKALL(ジャッカル)」からレッドスプール。
結束強度やしなやかさなどもはや最高級品です。
多くのバスプロも使用するほど信頼と実績のあるフロロカーボンです。
問題なのはお値段だけです笑
まとめ
それぞれのラインに特徴がありますが、釣り場ではほとんどの方がナイロンかフロロでPEを使うことは稀です。
技術の向上もあってお互いのデメリットをカバーできるようにもなってきています。
初めはナイロンから始めて見て後は色んなメーカーの色んなラインを使っていき、自分に合ったラインを見つけていくのもバス釣りの楽しみの一つですね。